こんにちは☆

昨日夜スタバ(TSUTAYA)で勉強してから、軽く読書しました。

情報を200%活かす 池上彰のニュースの学校 (朝日新書)

この著者のお名前は良く見かけますが、著書をちゃんと読んだのは初めて。
読書も、簿記の勉強も、アウトプットが大事だな〜ということを強く感じさせられました。

池上さんは毎朝8紙の新聞に目を通すそうですが、文字通り「ざっと目を通す」だそうです。
通勤途中に別の2社の新聞も買って電車で目を通すとか。

そこで、普通なら、「10紙も・・・もったいないのでは?」と考えますよね。
本も大量に購入されるそうですが、隅々まで全部読む、ということはしないそうです。

でも、新聞や本をくまなく読み尽くしたところで、その情報を自分の血肉としていなかったら、そちらの方がある意味、「もったいない」読み方、ということになりますよね。

池上さんの情報の活用は以下です(新聞の場合):

朝:ざっと目を通す
夜:気になった記事を切り取り、他は全部捨てる
  切り取った記事は、ただ、取っておく。寝かせておく(スクラップはしない)。

切り取った記事をただ取っておくだけなのは、「トップニュースだからといって、それが重要なニュースかどうかはわからない」からだそうです。紙面の都合かもしれないし、自分が重要かどうか考えるのではなく、時間の経過に判断してもらう、とのことです。

そして、最低1週間〜数週間たってから、あらためてじっくり、読むそうです。
そこで、初めて裏紙にコピーし、クリアファイルに入れて保存。

ノートやスクラップに貼ってしまうと、記事が移動できないから、同じ大きさのA4の裏紙にコピーし(白紙でもいいんでしょうけど)、分類したスクラップに入れておく。

例えば、ストックした時点では「アベノミクス」に分類していたが、後になって「日銀の政策」に変わることもあるから、とのこと。

ざっと目を通して大部分は捨ててしまうとはいえ、すごく密度の濃い読み方ですよね。
ホントに、情報を200%以上、活用していますよね。

他に、各新聞社による強みとか、海外の新聞、例えばNY times は中東のニュースが多いとか、ワシントンポストは米国の記事が多い、とか、そういったことも書かれています。
英語は強くないそうなのですが、時に原文にあたることも大事、と言われています。

他にオピニオン紙、文藝春秋とか中央公論とかも読まれているようです。

新聞は「(人と)会わない異業種交流会」って書いてありました。
なるほど〜。かといって、過信は禁物、ともおっしゃっていますが、上手いたとえですね☆

久しぶりに良い本を読みました。